人事制度
「評価制度」と「賃金制度」
人事制度は大きく「評価制度」と「賃金制度」に分かれ、「評価制度」にもとづき上司が部下を評価し、結果を「賃金制度」に当てはめ賃金を決定することだと思われています。
当事務所の、特に評価制度に対する考えは、上司が部下を評価しているようで、実は部下をどれだけ見ているか「上司を評価」することだと思っています。
ちなみに、ほとんどの社員は上司であり部下でもあります。(課長は係長から見て上司ですが、部長から見て部下です。)
評価制度の目的は「教育」です。
浮き彫りになった課題を指導教育し、長所を伸ばすための機会を与え、興味や関心を高めることでモチベーションがアップします。その結果、貢献度が増し「賃金制度」に基づき賃金が上昇します。
評価制度を機能させるために
このように評価制度を機能させるためには、上司は日ごろから部下をよく見ていなけれならず、またそうでなければ経営者や部下を納得させる評価はできません。
本来、評価シートは宝の山です。そこには従業員の全てが詰まっています。その宝の山を生かそうとせず、評価「作業」を行っているだけの会社が多いように見受けられます。
数百万円を支払い、1年ほど時間をかけ、ファイル何冊分のマニュアルを作成しても、誰も理解できない人事制度では意味がありません。
まずは簡単なところから
はじめはA4一枚の評価シートからはじめても良いと思います。「えっこれだけ」と思われるかもしれませんが、もの足りなくなれば増やせばよいだけです。物足りないということは、多くの従業員が制度を理解しはじめ、これだけでは自分の良さを適正に評価してもらえない、といった承認欲求の現れです。これが出てくると、人事制度は機能し始めます。
当事務所では、単純でわかりやすく、でも経営者の考え・思いをしっかりと載せた、誰もが理解できる人事制度を策定いたします。
お問い合わせ
ご依頼及び業務内容へのご質問などお気軽にお問い合わせください